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ブランノワール [ボードゲーム(は行)]

『ブランノワール』
作者:窪内直樹
メーカー:アークライトゲームズ
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:45分
キーワード:カード、ウノ、失点、スクロール

要は、ファンタジーウノ。ウノは世界的にも有名なカードゲーム。手札を先に全てプレイできれば勝ち、という単純なもの。
これを、ファンタジー形式のイラストにあわせ、新たにスクロールという特殊カードを交えたゲームに仕上げられたのが本作。
最初に手札を使い切れれば勝ち、というのも一緒(スクロールは手札とカウントしない)。
なので、ルールもほぼウノで、対応表でも作ればすぐ馴染むレベル。

アークライトゲームズでは萌えをメインにした国産カードゲームが、これまでに大挙して発売されているが、本作のイラストは少し路線が異なる。確かに女性がメインで描かれているが萌えとは少し違う気がする。果たして、これが路線変更の前触れなのか?それとも新たな顧客の開拓なのかはわからないが、少なくとも今までの萌え路線カードゲームよりは手に取りやすいのは確かだ(苦笑)。

評価(5段階):☆☆☆
評価は悩む。ウノの亜流といえばそれまでで、新鮮さはあまりない。本家ウノを遊んだことのない人(いるのか?)にはイラストも雰囲気よく面白く遊べるのではないかと。

パリスコネクション [ボードゲーム(は行)]

『パリスコネクション』
作者:David V. H. Peters
メーカー:クイーンゲーム
プレイ人数:3~6人
プレイ時間:30分
キーワード:ボード、鉄道、株、衝立、得点

フランスが舞台の鉄道ゲーム。
ルールはシンプルで、30分程度で終わる。

エッフェル塔を基点として周囲に鉄道網を作っていく。
スタートプレイヤーを決め、初期持ち株をランダムで袋から規定数取ったら衝立の裏に他人から見えないように置く。残った株(ボード上に配置する列車でもある)を各色のボードに仕分けする。

手番に出来ることは、
①1色の鉄道網を建設する:任意の色の列車を1~5個取り、ボードに配置する。ただしエッフェル塔の基点から続くようにしなければならず、1つのマスには2色の列車しか置けない。また、都市マスには1色の列車しか置けない。都市に置くと株の価値が上がる。なお、他の色を延ばせなくなるような配置の仕方はルール上してはいけない。
②自分の持ち株を1つ返し、他の1色の株を2個まで取る。
これだけ。

これを繰り返し、マルセイユに1色でも列車が配置されるか、6色の列車ボードのうち5色列車が終わればゲーム終了。

各色の株価と自分の持ち株を掛け、合計したものが得点で、一番多い人が勝ち。

評価(5段階):☆☆☆
6人まで遊べ、かつシンプルなルール、短時間で遊べるいいゲーム。返される株、取られる株、伸びる鉄道、伸びない鉄道を上手に見極める必要があるのである意味シビア。
場合によっては結託して終了トリガーを引くプレイもあるので、流れを見極める必要がある。
駒の動きを把握し遊び始めるとまた別のゲームのようになるのかも(シビアなマネジメントゲームになりうる)。

ファクトリーマネージャー [ボードゲーム(は行)]

『ファクトリーマネージャー』
作者:フリーデマン・フリーゼ
メーカー:2Fシュピーレ(日本語版:アークライトゲームズ)
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:60分
キーワード:個別ボード、設備ボード、お金、工場、設備、電気、労働者

工場監督者になって、いかに設備投資し、労働者を使い、電力消費を抑え利益を上げるかを競う。
フリーゼの『電力会社』からのスピンオフ作品でもある。
ラウンド数はわずか5ラウンド。
この短い手数でいかに上手く立ち回るか?

まず手番順を競る。競る事により恩恵とデメリットが出てくる。
手番が早ければ設備の購入は早く出来るが労働者が足らなくなる(競りは労働者の数で)。逆に手番が遅いと設備はたくさん買えるが性能の悪いものしか買えない(労働者の数は購入できる設備の数でもある)。

こうして手番が決まると手番順にどの設備を市場に流すか決めていく。市場に流せる設備の数は残っている労働者の数。性能のいいものはどんどん掘り進まなければ出てこないので人数は欲しい。
次に設備の購入。手番順に設備を労働者の数まで買える。

次は生産。設備を動かすのには、設備、労働者、電力、パレットが必要で、設備で生産できる量はパレットの数まで。こうして生産できたものの量に応じて収入が入るが、生産に使った電気量を支払わなければならない。旧式設備だけでは電気や労働者を使いすぎて支出も多い。ここはなんとか主エネ化、省人化も必要だ。

こうして5ラウンド進めて一番お金を集めた人が勝利。

評価(5段階):☆☆☆☆
電力会社は今もギークの上位にいる面白いゲームであるが、いかんせん長いゲームでもある。優秀なことには6人まで遊べるということもあるが、気軽に遊ぶには少し敷居が高い。
その点、このファクトリーマネージャーは雰囲気を持ちつつダウンサイジングが成功している。
5人までしか遊べなくなっているのは残念だけれど、これは通常さして大きな問題ではあるまい。
が、1つ苦言を上げるなら、セットアップが面倒くさいこと。設備タイルはプレイ人数で区別されており、さらに遊ぶ際には設備タイルをメインボードに全部並べる必要がある。常に5人で遊ぶのなら分別は必要ないが4人以下で遊ぶならこの選別が必要だ。これは面倒さに拍車がかかる。この点は電力会社の方が1歩上だ。

ブルゴーニュ [ボードゲーム(は行)]

『ブルゴーニュ』
作者:ステファン・フェルド
メーカー:alea
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30分×プレイ人数
キーワード:ボード、個別ボード、ダイス、タイル、得点、銀、労働者

ダイスを使ったアクション選択式ゲーム。
今年はこのタイプが多く、かつ良作に恵まれてる。

さて、基本はタイル配置ゲーム。
毎ラウンド全員が同時に2個(スタートプレイヤーは3個振るが追加の1個は商品タイルの行き先を決めるだけで振ることに大きなメリットはない)同時に振り、スタートプレイヤーから2つのアクション(銀を使った追加アクション有)を実行していくだけ。
メインとなるボードには2種類あり、メインボードとプレイヤーが個別に持つボードがある。
メインボードにはプレイヤーが獲得できる建物タイルと商品タイル、ボーナスタイルが置かれ、個別ボードはそれらをプレイヤーが獲得、ストック、配置するもの。

ゲームは5フェイズ、各5ラウンド。つまり計25ラウンド行われる。
各ラウンドに実行できるアクションはプレイヤーの振ったダイス目に大きく影響される。
なぜなら、メインボードでは獲得できるタイル類は6つのダイス目に対応するよう大きく6分割されており、個別ボードはその獲得したタイル類を配置する際に出目によって置ける場所が決まってくるからだ。

スタートプレイヤーの振る追加ダイスで、このラウンドの商品が配置される。商品タイルはゲーム初期に3枚もらえるが、その後はラウンドに1枚しか補充されない。また個別ボードには、6種類あっても3種類までしかストックできない。

プレイヤーが出来るアクションには
①建物タイルの獲得
メインボードからダイスに対応する目のところからタイルを1枚個別ボードのストック(3枚まで)に置く。
②建物タイルの配置
ストックにある建物タイルを個別ボードの対応する目のマスに配置する(この際追加効果が発動すること有)。
③商品タイルの売却
商品タイルストックの目に対応するものを1種類全部(同じ種類なら複数枚ストックできる)を売却し得点と銀1枚にする。
④労働者タイルの獲得
労働者タイルを2枚獲得する
労働者タイルはダイス目を±1出来るもので、このゲームにおいては、1を6に、また逆に6を1に出来る(要はこのダイスは鉛筆の周囲に1~6の数字が配置されているようなものと考えれば良い)。

建物には6色あり、それぞれ城、船、牧場、特典、鉱山、施設。
また、個別ボードも同様に6色でいくつかのエリアに区画されている。建物は同じ色のマスにしか配置できず、かつ既に配置してあるタイルに隣接してしか配置できない。また1つのエリアには同じ施設は2つ以上建てることは出来ない(例外有:特典タイルによる)。
城:建てるとダイス目を任意のものとして追加アクション
船:商品タイルを任意の場所1箇所から全部ストックへ。また手番順を早くしてくれる
牧場:動物の数分得点が入る。もし同じ動物が既に同じエリアに配置してあれば合計分の得点が入る。
特典:ゲーム終了時のボーナス得点になるもの、ゲーム中の展開を優位にするもの様々ある。
鉱山:各フェイズの始めに建てている鉱山の数分銀が手に入る。
施設:建てることで様々な付随効果がある(タイルの獲得、配置、銀、労働者タイルの獲得等)

また各エリアは全てのマスにタイルを配置するとボーナス得点が(フェイズによりさらに得点)、さらに1色全てタイルを配置すると早いもの順にボーナスタイルがもらえる。

銀は特殊で、銀を2個使うことでメインボード中央のタイルを獲得できる。これは手番の2アクションに含めず、手番のいつ実行しても構わない。

こうして5フェイズ終了後一番得点が高い人が勝利。

評価(5段階):☆☆☆☆
ダイスを扱うと運ゲーになりがちなものを労働者タイルや手番順の作り方でなんとか出来るように工夫されている。今年のこういったゲームに『トロワ』があるが、こちらの方が遊びやすい。
フェルドはaleaの前作『マカオ』でもダイスを使った新しいゲームの形を見せてくれた。
aleaというととかく大人向けゲーム、ゲーマーズゲームというイメージが長く遊んでいる人にはあるかと思うが、ここ最近の流れを見るに、大人向けといいつつ、程よいランダム性と重厚な部分のミックスを狙っているようだ。

フィレンツェの匠 [ボードゲーム(は行)]

『フィレンツェの匠』
作者:リヒャルト・ウルリヒ、ヴォルフガング・クラマー
メーカー:alea、リオグランデ
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:90分
キーワード:ボード、カード、タイル、芸術家、建物、お金

私邸に招いた芸術家に、いかに環境を整えていい作品を作ってもらうか。
ゲームは規定ラウンドをこなし、最終的にどれだけ名誉点をもらえるかを競う。

各ラウンドは、スタートプレイヤーから順にラウンドに1つづつ各プレイヤーが獲得できるものを競り、その後、建物、特権を獲得し芸術家の作品を公開したりして次のラウンドへ。
競りで得られるものには、公園、池、森などの鑑賞物、手品師、建築家などの職人、ゲーム終了時に得点に関係するボーナスカード、他のプレイヤーが作品を完成させた芸術家を引き抜くスカウトカードが。
購入できる建物はテトリスのピースをさらに複雑にしたような形のもののサイズ違い(小、中、大)と、特権3種。
あとは、芸術家の完成した作品の価値を高める特権カードがある。
私邸のサイズは決まっており、基本建物と建物は辺で隣接できないという規制付き(建築家のボーナスで規制がなくなることアリ)。また鑑賞物以外の建物は同じものは2つは建てられない。

基本が競りであり全てのものはお金で購入するので、お金が重要。が、お金の支給はない。で、どうするか?お金は完成した作品をお金に還元するのだ。また完成した作品は名誉点に換算できる。が、常にお金はかつかつなので、どの程度得点にまわすかは見極めが肝心。

評価(5段階):☆☆☆☆
さすがにいまだギークで20番代にいるゲーム。競りを扱ったゲームは初回のゲームでは相場がわからず難しいけれど、面白い。様々なカード、タイルが綿密に絡み合い、勝ち筋を考えるのが面白い。

ビーンストーク [ボードゲーム(は行)]

『ビーンストーク』
作者:寺島由人
メーカー:同人ゲーム(遊星からのフリーキック)
プレイ人数:3~4人
プレイ時間:45分
キーワード:ボード、タイル、施設、落ち物、お金、軌道エレベータ

『テラフォーマー』で、まさしく彗星のごとく現れたといってよいゲームデザイナー寺島さんの2作目。
今作ではボード、タイルと内容物がぎっしり。
ゲームは日本人の大好きな落ち物パズルを髣髴とさせるデザインで、しかも悩ましい。

宇宙から降りてくる貨物を軌道エレベータで降ろして資材を集め、得点を稼ぐ。
資材はお金でもあり、得点源でもある。
施設は基本的に得点にはならないが、ないと資材を確保しにくく、自分の優位にするにはいくつかは必要になってくる。
基本は自分の手番にランダムで引いた2枚の資材を上から縦に並べて落とすだけ。その結果同色の資材が4枚以上繋がれば資材の分配が発生し、その後、分配された資材で施設を建てたり出来る。
以下右回りで手番を繰り返し、施設が建て切られるか、資材がなくなるか、軌道エレベーターが上部で配置できなくなるかで終了。
勝者は4色ある資材をセットでいくつ確保できたかで決まる。

評価(5段階):☆☆☆☆
コンポーネントも同人とは思えないほどのしっかりしたもので、ゲームもシンプルながら悩みどころのある良い出来。これでまだ2作目というから今後が楽しみなデザイナーさんです。
惜しむらくは、ちょっと短く感じるところ。勝利条件は脱落のないチグリスユーフラテス方式なのはいいけれど、点差がほとんど付かない(遊び方が悪いのだろうか?)。まぁ、よく言えばもう一回ってすぐ言えるところは美点なんですが。もう少し遊んでいたいなぁ、というのもあるんですよね。でも、いいゲームです。

ヘルマゴール [ボードゲーム(は行)]

『ヘルマゴール』
作者:エマニュエル・オルネラ
メーカー:Mind the Move
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:120分
キーワード:ボード、お金、商館、商品、行商、仕入れ

ヘルマゴール地方での仕入れと行商のゲーム。
ゲームは2段階構成になっている。
各ラウンドの前半が仕入れ、後半が行商だ。
ラウンド数はたったの4つ、が、少ないと思うことなかれ、熱い思考の時間が待っている。

仕入れは格子状の焦点でバイヤーを置いていき商店からの買い付けをする。バイヤー配置するにはお金が必要で、交差点では周囲に影響力があるのでちょい高め。通路では向かい合った商店にのみ影響が、商店への直置きは資金は安いもののその店にしか影響を持たない。
全員が4つのバイヤーを配置したら誰が商品を仕入れられたか影響力チェック。影響力が一番高い人がその商品を今回のラウンドで行商に使える。
なおバイヤーの置き方によってお金が手に入る。
商品には行商の際の市場の価格を上昇させるものがあるので、取った人は上げるかどうか決める。

行商では、中央の都市から行商に出かける。各ラウンドの行商回数はラウンドの始めに決まっている。また、各村では必要としているものが違うので仕入れが重要。さて、村に移動するには、これまたお金が必要で、うまく廻っていくことも必要。村で商品を売ると商館が建てられる。先に商館を建てていると、後からその村で行商をしにきた人がいれば銀行からお金が。
行商の際、商館の配置によって地区が囲まれることがある。その場合対応する相場のところに自分のディスクを置く。これはゲーム終了時のボーナスになることが。

こうして、4ラウンド終わったらゲーム終了で、一番お金を持っている人が勝ち。
手元のお金、ディスクによるボーナスを計算。

評価(5段階):☆☆☆☆
行商ゲームとして屈指。
仕入れと行商の2段構えが上手く絡み合っており、勝つには色々考えさせられる。
この仕入れの部分をクローズアップしたオルネラの新作にカロン株式会社というものがあるが、あちらはうまく本作の長時間になる部分を簡略化してある(それでもスパイスが効いているので簡単ではないが)。
商いを主題としたゲームでは僕のベスト3には入る良ゲー。

ペルガモン [ボードゲーム(は行)]

『ペルガモン』
作者:S.ドラ、R.z.リンデ作
メーカー:エッガート
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分
キーワード:遺品、発掘、お金、得点、展示

遺跡発掘して遺品を展示し得点を集めよう。
ゲームは、
①発掘資金の具申:毎ラウンド資金カードが2枚伏せられるので、そこからいくら自分が欲しいか申告する。
ボードにはお金に応じたマスがあり、資金は左から右に行くに従って高くなる。では高い方が得だと思うのは早計。資金は左側に申告した人から支給されるからだ。最悪0、ということも(もちろん逆もアリ)。
②発掘:発掘は資金の申告の時同様左側に申告した人から。遺品は5層の地形から発掘され、そのレベルに応じて資金が必要。遺品は下に行けば下に行くほど価値があり、得点も高くなるようになっている。そして発掘資金も下に行けばいくほど高くなる。さらに、遺品は2つのパーツに分かれているのだけれど、各層4枚まで置かれ、1度発掘するだけでその層にある全ての遺品を取ることが出来る。が、ここで問題で、発掘資金をもらう際に注意しなければいけないのだけれど、申告マスには、そのお金でどの層まで掘れるか決まっており、それより深い層はいくらお金があっても掘れないのだ。
③展示:発掘した遺品は展示できる。展示すると遺品の点に応じた展示マスに配置され、決算が来る毎に得点が入る。が、より点の高いものが展示されると価値が1段階ずつ下がってしまう。展示タイミングは重要。
④保管:展示しないものは3枚まで無料で保管できるが、それを超えたら3枚ごとに1金必要。
⑤スタートプレイヤーの移動:資金具申の際に一番右側においていた人にスタートプレイヤーが移動

以上を12ラウンドプレイし、得点を一番集めた人が勝利。

評価(5段階):☆☆☆☆
遺跡発掘ゲームには面白いものが多い。
本作もシンプルながら、遺品をいかにうまく発掘するか、そしてそれをどううまく組み合わせて展示するか、というところをうまく表現している。プレイ時間も程ほどで、遊んだ気分にさせてくれる良ゲームだと思う。

ぼくらの火星 [ボードゲーム(は行)]

『ぼくらの火星』
作者:Daiki Kobayashi
メーカー:B2FGAMES
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60分
キーワード:火星、ロボット、資源争い、バトル、ダイス、立体可変ボード、お金

昨年のエッセンで発表されたB2F製作オリジナルゲーム。
なんと言っても圧巻なのが立体ボードとメタルフィギュア(限定版のみ・通常版はカルカソンヌで有名なミープル)。
全ての立体ボードが手作り(ここ重要)で工業生産品ではないんである。メタルフィギュアもオリジナル生産品で全部塗装済み。どれだけの手間がかかっているんだろうという一品。

ゲームは火星での資源争いを描いたもので、ロボットがそれを代行している。
ゲームはなんとたった3ラウンド。思いのほか短く、もう一回、といえる長さ。

進行としては、
①ロボットの補充:手元に2個補充。その後、ボードで寝ているロボットはジャンクヤード(ストック)へ、起きているロボットは寝かす。
②アクション:火星ボードや、ラボにロボットを手持ちから配置。もしくは隣接している敵ロボットに攻撃を仕掛ける。
③資金の入手:火星ボードに配置されたロボットのいる地形の種類分収入が入る。
④資源トップにボーナス:配置されている地形ごとに1、2位にボーナス。
⑤ボーナスの使用:ボーナスには得点だったり、ダイスだったり、お金だったり、ロボットだったりのボーナスがあり、ためるほどに効果大。使用するとリセットされる。
⑥得点トップに寄付要請:トッププレイヤーには寄付金命令。
⑦スタートプレイヤー決定:得点トップは次ラウンドのスタートプレイヤーを指名できる。

ミニチュアゲームをメインに扱っているB2Fらしく、ボードゲーム製作でもその思想が生きている。基本的に相手を攻撃してもされても何らかのメリットがあり、戦闘に負けても随分とマイナス感情が起き難くなっているのは好印象。海外でどの程度評価されているかわからないけれど、心意気は買えるだけのものを持っている。

評価(5段階):☆☆☆
こういったゲームは好き嫌いが出るかもしれないけれど、戦闘が発生してもアメゲーほどのやったやられた感がないので、気軽に遊べるのは良い点。逆にそういったものを期待していると肩透かしを食らうかも。
良くも悪くもドイツゲームライクなプレイ感は手軽感があっていい。

ビール公爵 [ボードゲーム(は行)]

『ビール公爵』
作者:フリーデマン・フリーゼ
メーカー:2Fシュピーレ(日本語版:アークライトゲームズ)
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:60分
キーワード:ビール、水、麦、ホイップ、お金、醸造所、建物

一風変わったゲームを、かつ常にゲームのタイトルをFで始まる単語で作るフリーゼ最新作。
日本語版がめでたく本国とほぼ同時期に発売という恩恵を受けてお目見え。
アークライトゲームズでは2Fシュピーレのゲームの日本語化をどんどん進めており、電力会社、ファクトリーマネージャー、ファミリア、と立て続けに発売している。

さて、本作は各自が同じカード構成のデッキを持って遊ぶもので、巷ではよくドミニオンと比較されるけれど、ドミニオンとは全く別のゲームだ。確かに個別のデッキがあるわけではあるけれど、やってることはドミニオンの真逆。ドミニオンがデッキにどんどんカードを加えていくのに対し、ビール公爵ではデッキからどんどんカードを減らしていく。

ゲームの流れはシンプルで、各自自分のデッキとボードを持ち、カードを3枚持ってスタート。
①カードを引く:3枚引く
②材料の生産:自分のボードから描かれている種類の材料が生産される。
③材料の売却:材料をメインボードの醸造所の1つに売る
④建物の建築:手札から最大2枚までお金を払って建築できる
⑤手札調整:1枚を残し残りはデッキの下へ任意の順に埋める
⑥相場の変動:醸造所の需要と供給状態によって材料の相場が変わる

勝利条件は誰かが6枚の勝利条件カードを建てきったら終了。
この勝利条件カード、曲者で、ゲーム中は何の役にもたたず、それどころかボードの枠を圧迫する。なぜなら、一度建築してしまったら、その上には他の建物を建てることは出来ないから。最初6マスある建築場所も勝利条件を満たすためには、いずれこの建物を建てざるをえず、それがどんどんスペースを圧迫する。
しかも、この建物、最初は8金から始まり、だんだん値上がりするから困る。
ぎりぎりで勝てると思ったら、周りの人が建て始めて建築費用が上がって建てられない!なんてことも。

評価(5段階):☆☆☆☆
一度遊べばすんなり理解できる有料ゲーム。材料の相場変動や、勝利条件カードの建築をめぐる争いが面白い。逆ドミニオンといってもいいビール公爵。終盤、いつ勝利への道へ踏み出すかが面白い
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