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バベルの塔 [ボードゲーム(は行)]

『バベルの塔』
作者:ライナー・クニツィア
メーカー:ハンス・イム・グリュック
プレイ人数:3~5人
プレイ時間:60分
キーワード:七不思議、ボード、カード、資源、建築、協調、出し抜き

少し古いゲームながら、好きなので紹介。2人用の傑作『バベル』とは別物。『世界の七不思議』登場前にも、七不思議建築を題材にしたゲームがあって、それがこれ。最近ではハンスではゲームを出していないクニツィアだけれど、当時はいくつか連続で出していて、僕の中では、これがベストだと思っている。ギーク内でのクニツィア作品の中ではそれほど評価は高くないけれど、そのゲームシステムをよく理解してから遊ぶと全く別の印象に変わる良いゲー(言い方を変えると、初見でポテンシャルを発揮しづらいゲーム)。
ゲームのシステムは基本的には建築ゲームで、4種類あるリソースを指定された枚数集め、支払うのが基本。ここでこのゲームが他の建築ゲームと違うのが、資材を自分で全部集めなくてもいい点。どういうことかというと、建築する際に他のプレイヤーに協力してもらうことが出来るのだ。当然ながら協力することによる自分へのメリット、デメリットもあるわけだけれど、この互いの思惑の交錯が面白い。
建築する不思議は実の所8ヶ所あり、ゲーム終了時に全て完成するわけではない(この辺りがにくい)。
各不思議の建築には三回の機会があり、それぞれにおいて必要な資材と数が決まっている。三回建築が達成されれば晴れて完成。得点計算になる。三回の機会に必要な資材の種類はセッティングの時にランダムに決めるので、毎回違った展開になる。
さて、この得点計算、非常に曲者で、不思議が早く完成してしまうと得点は低く、後になればなるほど高くなるように設定されている。なので、なるべく後に完成させたい。けれど、ゲーム終了時に完成していなければ、一気に点数が下がってしまうので、のんびりしすぎてもいけない。
得点についてもう少し詳しく見ていくと、基本はエリアマジョリティー。一位、二位に得点が入り、後は、一つでも建築資材を使われていれば一律三点入る。この一律三点が絶妙で、一つでも三点、たくさん使っても三位以下なら三点なのだ。必然的に一位、二位までに入るか、一つでもいいから入れるかの駆け引きがある。一番マズいのが二位、三位のデッドヒートで負けること。いくつ置いても三位では三点にしかならない。
また、この建築の際には、建築の目印としてマーカーが手に入る。このマーカー、一つだけ持っていても役にはたたないが、同じ種類のマーカーを二個以上ゲーム終了時に持っているば、ボーナス得点になる。で、このマーカー、獲得には二種類方法があり、一つは自分の手番に交渉カードを出したプレイヤーからの援助を受けずに建築する。二つ目が、他のプレイヤーの手番に交渉カードを含めて資源を提示し、資材をそのプレイヤーにゆずる代わりにマーカーをゆずってもらう方法がある。これにより、マーカーの獲得合戦も激しいものに。ただ、マーカーは余程上手く立ち回らないとどうしても分散する傾向にあるのであまり無理に集めても難しいかも。
さて、この建築の際の資源の提示、何も使われなかったらどうなるか?なんと、提示した分の得点が入ってしまう。なので、この立ち回り、かなり重要。使ってもらえない位の資材を提示すると、思いの外高得点だったりするし、逆に逆手に取られて資材だけしっかり使われる、なんてことも。なお、三回目の建築を完成したプレイヤーにはボーナスがあり、カードがもらえる。ボーナス要素で、かなりゲームが有利になる。
ゲームの終了は、どれか一種類の建築資材マーカーが終わったら。
この時点で完成しなかった不思議は規定の決算をして、マーカーのボーナスを加え、一番点数が高い人が勝利。

評価(五段階):☆☆☆☆
他のプレイヤーとの思惑の兼ね合いが面白い。1人でも建築は出来るけれど、他のプレイヤーの助力を受けながら遊んだほうがなお思惑が絡んでくる。一つだけでも資材を使えれば三点は確保できる。これを上手く使いつつ他のプレイヤーの得点が下がるように立ち回れば、白熱した展開になる好ゲームなのは確かだ。
1回目はなんともよくわからず終わってしまうと思うが、いかに自分の資源を使わずに、人を利用して点数を取るか?ということを考えて遊ぶと俄然面白くなる。
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